
無垢材のお手入れ
お手入れ・簡単な修理などのご案内です。
無垢材の仕上げ方法には大きく分けてオイル仕上げと、ウレタン仕上げの2通りがあります。
それぞれの仕上げの特性は、ご使用中のメンテナンス、ご使用方法に影響しますので一度お読みいただき、新しい家具選びの参考にしてください。
「オイル仕上げ」って?
無垢の家具には「オイル仕上げ」という仕上げ方法があります。
これは家具の表面に植物性の油を塗って仕上げる方法です。
オイル仕上げは、ウレタン樹脂で塗膜をつくる「ウレタン仕上げ」と違い、水や汚れに弱く、傷つきやすいという面があります。
ですが、木本来の肌触りや、年月と共に味わい深くなっていく表情を楽しめます。
汚れや傷も一緒に過ごした楽しい思い出になる。そういった考えの方には、とてもおすすめです。
オイル仕上げは、お客様ご自身でお手入れ補修が出来ます。

「ウレタン仕上げ」って?
木材をウレタン樹脂の皮膜でコーティングすることで汚れを付きにくくし、湿気の出入りも防ぎます。 オイル仕上げに比べると皮膜は丈夫で、木材への湿度の出入りを無くすため、割れや反りなどが少なくなります。
お客様ご自身でのお手入れは、特に必要ありません。

永井家具店では、木がもつ本来の質感や手触りを楽しんでいただくために、オイル塗装の家具もおすすめしています。
オイルの性質上、年に1、2回のメンテナンスが必要になります。
メンテナンスの方法は、下記の通りです。
傷や汚れのついた家具も、愛情のある表情に感じられる。
オイル仕上げの家具には、そんなあたたかさがあります。
ウレタン塗装は汚れにも傷にも強いので普段は水ぶきで充分です。
油分が取れにくい時は中性洗剤を薄めて拭き取りその後水ぶきして下さい。
どちらの場合も最後にからぶきを忘れずに行って下さい。

1.準備
サンドペーパー400番位のもの、オイル、タオル(古い綿のTシャツでも可)、手袋、目に付きにくいところで試してから風合いが違わない事を確認して後の作業を行ってください。

2.磨く
サンドペーパーを四つ折にして汚れた部分を中心に軽く磨きます。 くぼみにならない為には木片にサンドペーパーを巻きつけて磨くと 平らに磨けます。 木目に沿って磨くように注意してください。

3.オイルを塗る
布を丸めて小さなタンポを作りオイルを含ませて 全体にまんべんなくぬり広げます。 あわてる必要はありませんが、オイルを塗っている途中で作業を中断すると 境目が出来るので注意してください。

4.拭き取り
仕上げに乾いたタオルで拭き取ります。
オイルを厚く残ると、べたつきの
原因になります。しっかり拭き取ってください。
しっかり磨くと艶が良くなります。
乾燥には約24時間掛かります(室温、風通しなどの条件で変わります) 。
オイルメンテナンスのアフターサービス
オイル仕上げの家具をご購入された方は、最初のオイルメンテナンスを無料でさせて頂きます。
家具のお手入れには馴染みのない方もいらっしゃると思いますが、私達が実際にオイルメンテナンスをしているところを見て頂くことで、それほど難しいことではないと感じて頂けると思います。
長く愛着をもって一緒に過ごす家具のお手入れを自分でしてみるというのも楽しいことだと感じていただければと思います。
オイルの染み込んだ布を丸めて放置すると硬化熱で燃えることがあります。 焼却するか廃棄するまで水に浸して置いてください。永井家具店では地面の上に広げて完全に乾かして(カチカチになります)から 捨てています。
- ■オイル塗装の家具の注意点
- 1. 水、醤油、ソースなどをこぼしたままにしておくとシミになります、 速やかに拭き取ってください。
- 2. 熱い飲み物を入れたカップ、やかん、鍋などは敷物を使ってください。
- 3. 水滴の付いた飲み物のカン(特にアルミ缶)は黒いシミになります。
コースターなどをお使い下さい。 その他の金属類も木のアクと反応して黒いシミになりますので気をつけてください。